はじめのラン練習日記

初心者の練習日記。2017/3 篠山ABCマラソンでサブ3.5達成。主に長居公園をぼっちランしています。

【レポ】第25回みかた残酷マラソン

先週、飛騨高山やいわて銀河などのウルトラマラソン、各地のマラソン大会を走られた方々、お疲れさまでした。皆さんナイスランです!
日曜日は全国的に天候に恵まれたようですが、暑かったですね。

さて、僕も日曜日は、みかた残酷マラソンを走ってきたので簡単にレポしたいと思います。
(火曜日現在、脚から足裏まで痛いです)

会場は兵庫県美方郡香美町小代区という、人口2000人ほどの小さな町です。
ここに3000人ほどのランナーが押し寄せるのですから、町をあげての一大イベントですね。


遠方なので前泊。当日朝に宿舎前でMさんと。


スタート・ゴール地点の小代中学校です

参加者の2/3がリピーターというこの大会、地域の皆さんと参加者の皆さんの一体感が感じられました。

午前9時スタート。割と早めに並んだので、タイムロスは30秒弱でした。この数秒が後になって効いてきます。

スタートしてしばらくは下り基調。
心肺に負担をかけすぎないよう、慎重に歩を進めます。

ちなみに高低差は400m以上、スケールが普通のマラソン大会とは桁違いです。

ヘルニアで坐骨神経痛の右脚は、最初は痛かったですが、久しぶりのレースでアドレナリンが出て、次第に気にならなくなっていました。でも終わってからまた痛みが…略(泣)

6kmくらいまでは細かなアップタウンがあるものの、まだこのコースは牙をむきません。
ここからが本当の「残酷」の始まりです。

7km目途中から急な登り区間に入ります。今まで経験したことのないような激坂。
登りは苦手ではないつもりでしたが、そんなのおかまいなしに、頑張っても頑張ってもタイムは落ちてゆく。
これが11kmまで続きます。

ちなみに、ゲストの高石ともやさんとお仲間さんが、頂上付近で「あと一歩、あと一歩」と演奏しながら応援してくれました。

やっとの事で頂上にたどり着き、疲弊した脚に鞭打って走り続けます。
登ったぶんは下ります。登りの時はさほど気にならなかったのですが、下りもうねりがすごく、急坂を右へ左へ曲がりながら駆け下ります。
めちゃめちゃ怖かったです。この区間で経験者かな?かなりの人に抜かされました。

17kmから19kmにかけてはまた激坂。
最初の坂道とさほど変わらない辛さ。走ってるのか歩いてるのかわからないくらいの速度でしか走れません。
それでも最後まで一歩たりとも歩かなかったのは自信になりました。

故障したことで走力が低下しているので、タイムは期待していなかったのですが、ふとGARMINを見たら、サブ2できるかも?と。

登りが見えるたびに、あーもうだめかも、と思いながら必死に走り続けました。
ゴール地点付近のおじろドームが見えてから、Mさんが応援してくれるのが見え、「2時間切れるよ!」と。
Mさんに手を振りながら動かない脚を鼓舞して全力で駆ける。

そしてゴール。タイムは1:59:55(ネット1:59:27)。
何とかギリギリサブ2達成できました。
目標にしていたとはいえ、故障してまさか達成できるとは思っていなかったので、すごく嬉しかったです。
ゴール後の素麺と冷えたトマトの美味しかったこと!

脚の具合を気にしながらの参加でしたが、気持ちよく完走できたのは、ゴール地点でも懸命に応援してくれたMさん、そして開催に尽力してくださった地元の皆さんの応援のおかげです。
本当にありがとうございました。

名前こそ残酷ですが、とても温かいマラソンでした。
遠方なので、また走ることはないかも知れませんが、すごく思い出に残るレースになりました。

第25回みかた残酷マラソン
天候:くもりのち晴れ 17℃
24.0km
1:59:27min
5:02/km
シューズ:TARTHERZEAL5-WIDE
体重:64.2kg